電話で予約
公式Instagram
アクセス
院内ブログ

予防歯科

予防歯科の重要性とは?予防歯科の処置内容や保険適用の範囲について解説

近年では、「むし歯や歯周病にならないように歯医者に通う」という予防の意識が高まっています。それが「予防歯科」という考え方です。定期的なケアで口腔内のトラブルを未然に防ぐことができれば、大がかりな治療を避けられる可能性も高まります。
今回は、予防歯科の重要性や処置内容、さらに保険が適用されるケースやその注意点について詳しく解説します。

1. 予防歯科とは?予防歯科の重要性を解説

予防歯科とは、むし歯や歯周病といった口腔内のトラブルを未然に防ぐためのケアを行う診療分野です。歯を削ったり抜いたりする治療ではなく、「問題が起こらないようにすること」に重点を置いたアプローチで、欧米ではすでに一般的な考え方として広く浸透しています。予防歯科が重要とされる理由を以下に解説します。

①むし歯や歯周病の早期発見・早期対処ができる

定期的な通院により、むし歯や歯周病の初期段階で異常に気づけるため、治療が必要になったとしても軽度で済む可能性が高くなります。

②歯の寿命を延ばせる

予防ケアを続けることで、歯を削る機会が減り、結果的に自分の歯を長く保てる可能性があります。

③医療費の削減につながる

大がかりな治療が不要になるため、結果的に通院回数や治療費を抑えられる可能性があります。

④生活の質(QOL)の向上に寄与する

口腔内の健康は、全身の健康とも密接に関係しています。定期的なメンテナンスを行うことで、咀嚼能力の維持や発音の安定、さらには認知症予防にも役立つとされています。

このように予防歯科は、治療中心の歯科医療から脱却し、将来的な健康の土台を築くうえで欠かせない存在となっています。

 

2. 予防歯科の処置内容を解説

予防歯科では、目的に応じたさまざまな処置が行われます。以下に、一般的に歯医者で行う予防歯科の処置内容を解説します。

①スケーリング(歯石除去)

専用の器具で歯に付着した歯石を取り除く処置です。歯石は毎日の歯磨きでは落とせず、歯周病の原因にもなるため、定期的な除去が非常に重要です。

②PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)

専用の機械を使って、歯の表面や歯間の汚れを徹底的に清掃する施術です。歯垢や着色汚れを取り除き、むし歯や歯周病のリスクを軽減できる可能性があります。

③フッ素塗布

歯の表面にフッ素を塗ることで、歯の再石灰化を促進し、むし歯になりにくくします。特にお子さんやむし歯になりやすい方に推奨される処置です。

④シーラント

奥歯の溝にプラスチック樹脂を流し込むことで、むし歯の発生を予防します。子どものむし歯予防として行われることが多い処置です。

⑤噛み合わせやブラッシング指導

歯科医師や歯科衛生士が、患者さん一人ひとりに合った歯磨き方法を提案し、正しいセルフケアの習慣化をサポートします。

⑥定期検診

むし歯や歯周病の早期発見はもちろん、詰め物や被せ物の状態、噛み合わせなども総合的にチェックします。

これらの処置を継続的に受けることで、口腔内を清潔に保ち、むし歯や歯周病のリスクを大きく下げることが期待できます。

 

3. 保険で受けられる予防歯科の範囲と注意点

「予防歯科はすべて自費診療になるのでは?」と不安になる方もいるかもしれません。しかし実際には、保険適用される処置も多く存在します。当院のように保険診療で予防歯科に対応している歯医者では、一定の条件を満たせば費用を抑えながら定期的なケアを受けられる可能性があります。以下に、保険で受けられる予防歯科の範囲と注意点について解説します。

①スケーリング(歯石除去)は保険で受けられる

スケーリングは、歯周病の治療や予防の一環として位置づけられており、健康保険の対象となります。歯科医師が歯周病の兆候を確認したうえで行うため、予防目的であっても「治療」として診断されれば保険が適用されます。原則として3~4か月ごとの間隔で受けることができ、継続的なケアに役立ちます。

②歯周病のメンテナンスも保険適用の対象

一度歯周病と診断された方に対しては、その後の経過観察や定期的な歯石除去、ポケット洗浄なども保険適用されます。歯ぐきの状態を定期的にチェックすることで、進行を防ぎながら長期的に健康な歯を保つことにつながります。

③保険診療で予防を受ける際の注意点

保険適用にはいくつかの条件があります。例えば、保険の制約の関係で一度で全部の歯をクリーニングできないため、複数回の来院が必要です。また、歯周病と診断されることが治療を受けるための前提であるため、軽度の歯周病でも歯科医師が診断を下す必要があります。

このように、予防歯科は保険でも受けられる処置が多くあります。適切な診断と計画のもと継続的なケアを行うことで、将来的なむし歯や歯周病のリスクを減らし、自分の歯を長く保つことが期待できます。

 

4. 青森県平川市の歯医者 あずまデンタルクリニックの予防歯科診療

青森県平川市の歯医者 あずまデンタルクリニックは、青森県平川市平賀駅から車で4分の場所にあり、平川市の他にも弘前市・黒石市など青森県各地からご来院いただいている歯医者です。

あずまデンタルクリニックでは、患者さんのお口のトラブルを未然に防ぎ、「お口の健康寿命」を延ばすことを目指し、予防歯科(クリーニング・定期メンテナンス)に力を入れています。
歯医者で行うメンテナンスだけでなく、ご自宅でのセルフケアについても分かりやすくご説明し、患者さんが安心して続けられるサポートを心がけています。

歯医者での予防歯科って何をするのか分からない‥と疑問をお持ちの方は、あずまデンタルクリニックまでお問合せ下さい。

青森県平川市の歯医者 あずまデンタルクリニックの予防歯科/クリーニング・定期メンテナンス

①歯科衛生士によるプロフェッショナルクリーニング

日々の歯磨きでは行き届かない歯周ポケットの汚れや、バイオフィルムの除去・ステイン除去を行います。
むし歯・歯周病の予防効果はもちろん、口腔内がすっきりし、見た目を明るくすることも期待できます。

②歯を強くするフッ素塗布

歯は、食事や飲み物で歯の表面のエナメル質が溶ける「脱灰」と、唾液によりそれらをもとに戻す「再石灰化」を繰り返しています。
フッ素はこの再石灰化を促進し、溶けかけた歯を修復しやすくしてくれます。

③一人ひとりに合わせた歯磨き指導

歯並びなどの状態により人によって磨き残しやすい箇所は異なります。
歯磨き指導では、特に気を付けるべき箇所や、必要に応じたケア道具の必要性・使い方を知ることができます。
 

まとめ

予防歯科は、むし歯や歯周病などのトラブルを未然に防ぐための大切な取り組みです。スケーリングやフッ素塗布といった処置に加え、正しい歯磨きや生活習慣の見直しも予防の一環です。また、保険適用でも多くの予防歯科処置を行うことができますので、歯科医師に相談の上適切な処置を継続することが大切です。

青森県平川市の歯医者 あずまデンタルクリニックでは予防歯科診療に注力しています。
青森県弘前市、平川市で予防歯科を検討されている方は、平川市の歯医者 あずまデンタルクリニックまでお気軽にご相談ください。

 

監修:工藤 東


略歴:
1995年:北海道医療大学 卒業
2002年:あずまデンタルクリニック 開業 現在に至る

所属団体:
東京SJCD
OSI
JIADS
日本口腔インプラント学会会員
日本顎咬合学会
OJ会員
ITIメンバー
日本臨床歯科CADCAM学会 会員

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。